住宅建築工事費 住宅設計事務所建築家木村俊介の提示する構造方法別住宅建築工事費
構造方法別住宅設計のメリットデメリットについて  木造住宅 鉄筋コンクリート造住宅 重量鉄骨造住宅  

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木造住宅

住宅建築工事費から見たこの構造方法のメリットについて

 建物重量が軽いので基礎の構築費用を含め 他の工法に比べて建築工事費の面では有利な構造方法です 

住宅設計事務所建築家木村俊介の木造住宅における監理の姿勢について

耐震について

 大地震時には 木構造が設計どおりに入念に作られていることを前提として 他の構造方法と同様に 大きく破壊されることは無いと考えられますが 軸組が大きくゆれるので 後日仕上部分に多少の修理が必要になると考えるべきです(程度の差はありますが鉄骨造りも同じです) 

火災について

 外部からの類焼火災については 外壁防火仕様 又は準耐火仕様とする場合は まず安心出来るのではないかと考えます 内部からの火災には 内部を不燃 又は難燃仕様とすることで 他の構造方法と同じく一応の安全が確保されます
但し万が一火災になった場合 構造体も被害を受けます(鉄骨造も同じ)

木構造に対する防蟻について

 シロアリ対策は 湿気が多い浴室など(ユニットバスでない在来工法の浴室など)の壁の腰部分は高さ1,2メートルまではコンクリート造りとするなど あらかじめ対策を講じた設計とします 
 水に浸されることの無い一般部分の木構造は 鉄筋コンクリート基礎から1メートルの高さまで防蟻処理をほどこす設計として万全を期します

将来の増築 リフォームについて

 将来の増築 内部の間取り変更等の改造は 木構造部分の再設計と そして 増改築の場合には 特に 既存の建物と一体となった耐震強度上バランスの良い入念な計画が必要です 更に木構造の理論を理解する大工さんの施工が望まれます 
構造設計は その施工も 他の工法に比べれば比較的容易であるとも云えるでしょう

この構造方法の場合の住宅建築工事費(2階建の場合)(5%消費税共)の目安

1.木造躯体工事部分 
     6万円/平方メートル(20万円/坪) 程度(1)
 (鉄筋コンクリート基礎共)
2.その他の工事部分    
    20万円/平方メートル(65万円/坪) 程度(2)

 合計工事費       
    26万円/平方メートル(85万円/坪) 程度

設備も含めて豪華の部類に入る内容はこの金額に上乗せとなります 

 厳しいローコストの住宅を造らなければならない条件下では工事費(1)はそのままに その他の工事費(2)の項目から 5〜8万円/平方メートル 程度を削減したものがこの構造方法で造る住宅の建築工事費の下限になると思われます

 木構造躯体本体の工事費は ローコスト住宅 ハイコスト住宅によらず信頼出来るきちんとした建物を造りその他の工事費の部分でローコスト化をはかろうという住宅設計事務所建築家木村俊介の木造住宅設計方針です

鉄筋コンクリート造住宅

地耐力について(地盤の強度)

 至近の土地の地盤調査データーにより おおよその地盤強度予想をたてます 東京 山の手地域の地盤は一般に洪積地盤で 50KN/平方メートルの地耐力があると想定され 鉄筋コンクリート造2階建の場合 杭を打たない直接基礎で構築が可能と思われます 但し 詳しくは当該敷地での地盤調査による確認の結果によります
鉄筋コンクリート造住宅の平板載荷試験による地耐力確認
鉄筋コンクリート造住宅の 躯体コンクリート打設終了までに 住宅設計事務所建築家木村俊介がおこなう工事監理とはどんなものなのか

耐震について

 この住宅方法は 設計どおりに入念に施工されることを前提として 大地震にも大きな破壊を受けることは無いと考えます 但し鉄筋コンクリート造工法の場合は 特に 信頼出来る鉄筋コンクリート造の技術力を持つ建築会社に工事を依頼したいと考えます

火災について

 外部からの類焼火災には安心出来ると考えます 内部からの火災には内部を不燃 又は難燃仕様とすることで 他の構造方法の場合と同じく 安心出来ると考えます

将来の増築 リフォームについて

 将来の増築 内部の間取り変更等の改造には 周到な鉄筋コンクリート構造部分の再設計と 高い技術力を伴う施工が求められます 
鉄筋コンクリート構造体を除く内部木造部分の改造は木構造住宅の場合と同じになります

この構造方法の場合の住宅建築工事費(5%消費税共)の目安

1.鉄筋コンクリート躯体工事部分 
    17万円/平方メートル(55万円/坪) 程度(1)
 (基礎共)
2.その他の工事部分        
    18万円/平方メートル(60万円/坪) 程度(2) 

 合計工事費          
    35万円/平方メートル(115万円/坪) 程度

設備も含めて豪華の部類に入る内容はこの金額に上乗せとなります 

 厳しいローコストの住宅を造らなければならない条件下では工事費(1)はそのままに その他の工事費(2)の項目から 5〜10万円/平方メートル 程度を削減したものがこの構造方法で造る建物の工事費の下限になると思われます

 鉄筋コンクリート構造躯体本体の工事費はローコスト住宅 ハイコスト住宅によらず信頼出来るきちんとした建物を造りその他の工事費の部分でローコスト化をはかろうという住宅設計事務所建築家木村俊介の鉄筋コンクリート造住宅設計方針です

 (外壁 屋根 床 の工事費は その住宅建物形態により 鉄筋コンクリート躯体工事部分 とせず その他の工事部分 に含める場合もあります)

重量鉄骨造住宅

住宅工事費から見たこの構造方法のメリットについて

 鉄筋コンクリート造りに比して建物重量が軽いので 鉄筋コンクリート造りに比して 基礎は鉄筋コンクリート造部分のボリュームが少なく構築出来ます 

 また良好な地盤の場合には 鉄筋コンクリート造で杭を打つ設計になる場合にも 基礎は直接基礎の構築が可能となることも多く 建築工事費の面では有利となります

耐震について

 この構造方法は 設計どおりに入念に施工されることを前提として 大地震にも大きな破壊を受けることは無いと考えます 但し重量鉄骨造工法の場合は 特に 信頼出来る重量鉄骨造の技術力を持つ建築会社に工事を依頼したいと考えます
重量鉄骨造3階建住宅の設計監理の内容
 そのメリットデメリットについて

火災について

 外部からの類焼火災については 外壁防火仕様 又は準耐火仕様とする場合は 安心出来るのではないかと考えます 内部からの火災には 内部を不燃 又は難燃仕様とすることで 他の構造方法と同じく一応の安全が確保されます
但し万が一火災になった場合 構造体も被害を受けます(木造と同じ)

将来の増築 リフォームについて

 将来の増築 内部の間取り変更等の改造は 周到な重量鉄骨構造部分の再設計と高い技術力を伴う施工が求められます 
重量鉄骨構造体を除く内部木造部分の改造は木構造住宅の場合と同じになります

この構造方法の場合の住宅建築工事費(消費税別)の目安について

1.鉄骨躯体工事部分      
    12万円/平方メートル(40万円/坪) 程度(1)
 (鉄筋コンクリート基礎共)
2.その他の工事部分      
    21万円/平方メートル(70万円/坪) 程度(2)

 合計工事費        
    33万円/平方メートル(110万円/坪) 程度

設備も含めて豪華の部類に入る内容はこの金額に上乗せとなります 

 厳しいローコストの住宅を造らなければならない条件下では工事費(1)はそのままに その他の工事費(2)の項目から 5〜10万円/平方メートル 程度を削減したものがこの構造方法で造る住宅の建築工事費の下限になると思われます

 重量鉄骨構造躯体本体の工事費はローコスト住宅 ハイコスト住宅によらず信頼出来るきちんとした建物を造りその他の工事費の部分でローコスト化をはかろうという住宅設計事務所建築家木村俊介の重量鉄骨住宅設計方針です
(外壁 屋根 床 の工事費は その住宅建物形態により その他の工事部分 とせず 鉄骨躯体工事部分 に含める場合もあります)

各構造方法を組み合わせた混構造住宅

 下階を鉄筋コンクリート造 上階を木造あるいは重量鉄骨造 とする2階建あるいは 3階建住宅の構造方法もあります
 それぞれの構造方法別部分にはそれぞれの構造方法別のメリットデメリットが適用されるのですが 2世帯住宅設計を考えるような 将来の大きな用途変更に備える場合 地盤地耐力を考え少しでも建物を軽くしたい場合 など 混構造工法の住宅設計とすることがあります

各構造方法別 住宅建築工事費の算出方法について

(このページの金額に関する部分 一部更新 2016年01月12日)
 住宅設計事務所木村俊介建築設計事務所 建築家木村俊介が この数年間に造った各構造方法別の住宅建築工事費の分析結果から 上記の 単位面積当たり住宅建築工事費の目安 を算出しました
軟弱地盤に建つ木造2階建て住宅の基礎設計について
 いずれも 延床面積 132平方メートル(40坪) 程度の住宅を標準とした 坪当たり住宅工事費 です
 一般的には延床面積がこの基準面積より減少する場合 この単位面積当たり住宅工事費は増加し 延床面積が増加する場合はこの単位面積当たり住宅工事費は減少します
 工事費が嵩む箇所 厨房 浴室などは 床面積の大小によらず住宅には必須な部分であるため 延床面積が少ない場合など単位面積当たり工事費に影響してくるからです
 いずれの構造方法の場合も この工事費であれば 住宅設計事務所建築家木村俊介の設計する きちんとした住宅の建物と設備をつくることが出来る 実績に基づいた住宅建築工事費の金額です
 この住宅工事費の金額は 住宅建築本体と住宅設備 を構築する工事費です

 上記の住宅建築工事費の範囲は 住宅建築本体 給排水 冷暖房 換気 電気 設備です
 住宅建物に固定されて備えるもの 厨房設備 照明器具 等はこの工事費の範囲に計上します

 固定しないもの イス ベッド 冷蔵庫 洗濯機 等の家電商品 カーテンブラインド類 等は工事費外としています

 軟弱地盤補強工事費 杭工事費 外構工事費(門塀工事 アプローチ等の工事費) 庭工事費 水道 下水道 ガスの引き込み工事費 建て替えの場合の旧家屋取り壊し工事費 等は 個々の住宅工事で大きく異なるので 上記工事費には含んでいません
 住宅建物の工事費はそれぞれの条件で異なるので 個別に工事予算計画をおこなう必要があります 詳しくはお問い合わせ下さい
住宅設計事務所建築家木村俊介のつくるモデルハウス7

造り付け収納−造作収納家具−について

 住宅設計事務所木村俊介建築設計事務所 建築家木村俊介
住宅設計に際して 造り付け収納家具−造作収納家具−の設計に大きな精力を注いでいます 
 特に手の込んだ造り付け収納家具は 長い年月にわたる経験の裏付けを持って私達が設計をする独特のもので 私達のつくる住宅の特色の一つとなっています

 造り付け収納家具−造作収納家具−の製作工事費は 安価な製作家具を造り付ける場合から 高価な製作家具を造り付ける場合まで千差万別です

 一棟の住宅で欠かすことの出来ない 造り付け収納家具−一部の造作収納家具 玄関下足入 洗面所化粧品収納棚 など は 各構造方法別に算出した 上記2.その他の工事部分 の範囲内で製作をする事になります

 このような部分の造り付け収納家具−造作収納家具− を設計する場合の製作工事費は その形態 材質 製作方法 家具職人の技術等 により大きく異なります
 個別の 造り付け収納家具−造作収納家具− の具体的な仕様 その製作費の考え方等について 詳しくはお問い合わせ下さい

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